インプラント治療

インプラント・入れ歯・差し歯って結局どれがいいの?

    投稿日:2023年1月30日 | 最終更新日:2023年12月8日

    インプラント・入れ歯・差し歯って結局どれがいいの?

    何らかの理由で、ご自身の大切な歯を失ってしまった…その失った歯を補う治療をする時に、3つの選択肢が存在します。

    ・インプラント

    ・入れ歯

    ・差し歯(ブリッジ)

    今回は、それぞれの特徴の違い、メリット、デメリット、結局はどれが良いのか? というのを、詳しく解説します。

    インプラント

    特徴…

    歯を失ったところの、顎の骨の中に、人工歯根(インプラント体)を埋め込んで、その上に上部構造(被せ物)を作ります。

    本来の歯があった頃のように、見た目を回復することができ、ものをしっかり噛むことができるようになる治療です。

    メリット…

    ・周りの歯を削らない、触らないで治療ができる

    ・物をよく噛むことができる

    ・見た目(審美性)の回復がキレイにできる

    ・異物感が少ない

    デメリット…

    ・保険診療ではないので費用が高額

    ・インプラントを入れるときに外科的な手術が必要

    ・治療期間が長期間になる

    入れ歯

    特徴…

    歯を失ったところに、取り外し式のピンク色の歯肉を模した樹脂と、歯の形をした樹脂製や陶材製の人工歯を使用して、そこに歯があるようにする物を入れ歯と言います。

    総入れ歯や、部分入れ歯と言われるもので、総入れ歯は全ての歯を失った顎に入れ歯を入れて、食事や会話が出来、日常生活を送れるようにするものです。

    部分入れ歯は、他に残っている歯にバネをかけて、入れ歯が沈んだり動いたりしないように固定を図るものです。

    メリット…

    ・取り外しが可能

    ・合わない時には調整ができる

    ・総入れ歯の場合に歯並びをキレイにすることができる

    デメリット…

    ・噛み合わせる時に力を入れられない

    ・食事の温度、味が感じ取りにくい

    ・異物感が大きい

    差し歯(ブリッジ)

    特徴…

    失った歯の両隣の歯を削って、それを支えにして、被せ物で連結することで歯を失った所を補う治療です。

    1本だけでなく、場合によっては、3本以上の長いブリッジも存在します。

    メリット…

    ・保険診療でも、自費診療でも治療が可能(※失った歯の場所や範囲によりけりで保険適応しない場合もあります)

    ・自費診療にすると、見た目(審美性)にこだわることができる

    ・固定式なので、取り外す手間がない

    デメリット…

    ・両隣の歯が健康でも削らなくてはならないので周りの歯の寿命が短くなる。

    ・固定式なので、歯磨きの際により丁寧にケアする必要がある

    ・噛み合わせや、噛み合わせる力が強すぎることにより、支えの歯がダメージを受けやすい

    これらが、インプラントと、入れ歯、差し歯(ブリッジ)の特徴、メリットデメリットです。では、結局、どの治療がいいのでしょうか?

    インプラント・入れ歯・差し歯って結局どれがいい

    治療費の比較

    インプラント

    インプラントは、自費診療なので、費用がかかります。

    それに、治療期間が他の治療と比べて長いために、時間も必要です。

    外科的な治療も必要ですし、インプラント治療が終わってからも、定期的な通院によるメンテナンスは必須です。

    インプラントは、入れてからの管理がとても重要になりますので、ご自身での歯磨きも、丁寧に行う必要があります。

    ここまで読むと、大変そうなイメージを持たれる方も多いと思いますが、今まで噛めなかった、見た目を気にしていた方が、思い切ってインプラント治療に踏み切った後、歯があって、健康的に過ごしていた頃と、変わらない暮らしを手に入れて、生き生きとしている姿を何人も拝見してきました。

    インプラントは、費用面でも無理なく治療ができること、治療完了までを急いでいないこと、コンスタントに定期検診に通院できる方に適した治療と言えるでしょう。

    入れ歯

    保険診療でも、自費診療でも入れ歯を製作することができます。

    お金をかけてまで外科的な治療をしたくない。全身疾患があるから外科治療はできない。入れ歯で問題なく生活できている。そのような方は、入れ歯をオススメします。

    入れ歯の厚みや、見た目が気になる場合には、自費診療で製作する入れ歯で、問題を解決できる方法があります。

    ブリッジ

    入れ歯にするほど、歯を失っている範囲が大きくない。両隣の歯を削ることに抵抗がない。

    見た目も特に気にならない。外科的な治療はしたくない。という場合には、ブリッジをオススメします。

    いかがでしたか?

    インプラント、入れ歯、差し歯(ブリッジ)それぞれに特徴やメリットデメリットがありました。それぞれみなさんのお口の中の状況は違いますが、治療の選択で悩んでいる時に、参考にしていただけましたら幸いです。

    福岡県福岡市博多区のインプラント専門医が解説。

    スマイルライン歯科・博多矯正歯科

    監修 大串 博
    歯科医師臨床研修指導医
    日本歯周病学会 専門医
    日本口腔インプラント学会専門医
    日本臨床歯周病学会 歯周病指導医・認定医 ・歯周インプラント指導医
    日本顎咬合学会 認定医
    日本アンチエイジング歯科学会認定医
    日本歯科医師会認定産業歯科医
    インビザラインダイヤモンドドクター
    日本審美歯科学会会員
    日本血液学会会員
    点滴療法研究会会員 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
    日本歯科医師会会員

    「鬼手仏心」
    歯科医になった時からの座右の銘です。
    生涯常に研修・精進、メスを置くまで終わりのない道を登り続けます。

    佐世保市インプラント治療でおすすめ

    関連記事

    TOP