インプラント治療

インプラント治療後の痛みはどのくらい続く?緩和方法は?

    投稿日:2022年12月26日 | 最終更新日:2023年9月10日

    インプラントの治療後、自分は一体どんな状態になるのか?

    初めてのインプラント治療であれば、想像もつかない事なので、とても不安になると思います。

    そして、一番気になるのは、痛みの問題。

    ・インプラントの手術後、いつから痛み始めるのか?

    ・その後の痛みはどのくらい続くのか?

    ・痛みが出た時に、それを緩和する方法はないのか?

    ・まとめ

    こちらの順で解説をして行きます。

    Q インプラントの手術後、いつから痛み始めるのか?

    〜痛みが出るタイミング〜

    A『インプラントの手術が終わり、麻酔が切れてきた頃』

    インプラントの手術をしている時には、浸潤麻酔と言って、インプラントを入れる箇所に、局所的に麻酔を行います。

    もちろん、痛みを感じさせない目的もありますが、手術しているところからの出血を抑える役割もあります。

    麻酔が切れるのは、インプラントを入れる本数や、範囲にもよって麻酔の量にも変わりますが、1時間半ほどで切れてくる場合が多いので、手術直後、あるいは手術前に痛み止めを服用してもらう歯科医院もあるようです。

    Q その後の痛みはどのくらい続くのか?

    A 『インプラントを入れる手術だけなら2~3日が痛みのピーク』

    インプラントの手術は、顎の骨の中にインプラント体という、人工の歯の根を埋め込む手術ですが、それだけの手術で、本数が1本などであれば、15~30分~ほどで手術は終了します。

    手術をする際に、インプラントを入れるために、歯肉などの軟組織を切開し、その後に傷口を糸で縫い合わせます。通常の手術ではほとんど痛みは出ません。
    もし軽い痛みが有っても痛み止めのお薬で、痛みのコントロールができることが大半です。

    インプラントを入れる手術と同時に、顎の骨を造成させる、盛り足す手術を行う事がありますが、その場合には、手術をする範囲が広範囲なこともあり、痛みが通常のインプラントの治療に比べて長引く場合があります。

    その場合には、3~5日近く、痛みや腫れを伴うことが通常です。

    痛みが気になるからと言って、傷口を気にして舌で触り続けたり、指で触ってしまったり、歯ブラシを当ててしまうなど、外的な刺激が加わることでも痛みが長引く恐れがありますので、十分注意しましょう。

    Q 痛みが出た時に、それを緩和する方法はないのか?

    A 『痛みを緩和する方法は、痛む方の頬を冷やすこと。でも!冷やし方に要注意!』

    痛みを緩和する方法で、痛む方の頬を冷やしてあげる事がオススメなのですが、

    注意をしてもらわなければいけません。

    !!注意事項!!

    ・冷やす場合は短時間

    冷たくて気持ちがいいので、長いこと冷やして痛くなる気持ちは痛いほど分かるのですが、

    冷やす時間を長時間にしてしまうと、リンパ液が停滞し、シコリになってコブのようになる恐れがあります。冷やすなら短時間で一気に、5~10分ほどの短時間にしてください。

    長く冷やしたい場合は氷を使用せず、お水で硬く絞ったタオルを当てるようにしてください。

    ・冷却シートは使用しない

    とても手軽で、便利なので使いたい気持ちは痛いほど分かるのですが、上記の理由と同じで、リンパ液が滞る恐れがありますので、冷却シートは使用しないようにしてください。

    〜まとめ〜

    インプラントの手術で、治療後に痛みが出てしまうことはあまりないことですが、

    もし痛んでも服薬で抑えられる程度の痛みが一般的です。

    極力、痛みが出ないようにする方法は

    ・痛み止めを切らさない

    ・処方された薬は飲み切る

    こちらがとても大切になってきます。

    痛み止めは一度切れると、痛さがピークの状態からは、なかなか効き目を感じられずに、辛い時間を過ごすことになります。そのほかの薬もそうですが、必ず服用する間隔と時間を守るようにしましょう。

    万が一に、

    ・痛みが我慢できないほど辛い

    ・2~3日経過したが痛みの強さが変わらない

    ・痛みが増している気がする

    という状態であれば、遠慮なくご連絡をください。

    以上が、インプラント治療後の痛みはどのくらい続くのか?緩和方法についてをお伝えいたしました。

    福岡市博多のインプラント専門医

     スマイルライン歯科・矯正歯科

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