投稿日:2023年1月30日 | 最終更新日:2023年11月3日
徹底比較!インプラントと入れ歯、それぞれのメリット・デメリットについて
インプラントと入れ歯、どっちがいいの?と質問をよくいただきます。
今回は、インプラントと入れ歯を徹底比較をして、それぞれの特徴や良さについての解説をしていきます。
こちらの記事を最後まで読むことで、インプラントと入れ歯についてそれぞれの特徴理解ができる内容となっています。
・インプラントとは?
・入れ歯とは?
・インプラントと入れ歯のメリット・デメリット
こちらの順で解説していきます。
〜インプラントとは?〜
インプラントは、歯を失った顎の骨に、人工歯根を埋め込み、歯の根の代わりにすることで、
周りの歯を削ることなく、見た目の回復も、噛み合わせの回復もできます。
〜入れ歯とは?〜
入れ歯は、歯を失った所に、取り外し式の樹脂製の歯肉と歯の代わりになる物を入れて、見た目と、噛み合わせの回復はできる物です。部分入れ歯と、総入れ歯があります。
インプラントと入れ歯のメリット・デメリット
〜インプラントのメリット〜
・見た目が本来の歯のように回復できる
入れ歯や、ブリッジのように、見た目にはインプラントを入れていることは、ほとんどわかりません。インプラント治療は自費診療なので、被せ物(上部構造)の色や形など、詳細をこだわることができます。
・噛むときに力を入れて噛むことができる
入れ歯では、思いきり力を入れて噛むことは難しいと言われていますが、インプラントは思いきり噛むことができるので、健康な歯の時の自分に戻ったと喜ばれる方が多くいます。
・異物感や違和感が少ない
インプラントの支台に被せ物を入れるだけなので、入れ歯のような異物感はありません。
〜インプラントのデメリット〜
・保険診療ではないので、費用が高額
保険診療でインプラントはできません(顎の骨を1/3以上失うなどした場合には保険適応になりますが、一般的なインプラント治療では保険適応になりません)
・外科的な手術が必要
インプラント体を顎の骨の中に埋め込む際に、外科的な手術が必要になります。
全身疾患や、健康状態が良好ではないと、インプラント治療は難しいです。
手術はインプラント専門医に御相談下さい。
・メンテナンスが確実に必要
定期的なメンテナンスが必要不可欠です。メンテナンスを怠ると、インプラントを長期的に良好な状態で維持することは難しくなります。
〜入れ歯のメリット〜
・取り外しができる
固定式ではないので、何かあればすぐに取り外せます。取り外してお手入れ出来ます。
・合わなければ調整ができる
噛み合わせや、内面の具合など、気になるところがあれば、すぐに調整ができます。
・手術の必要がない
入れ歯は型取りをして製作をする物なので、基本的に手術は必要ありません。
全身状態や、健康状態があまり良くなくても、つくることができます。
・保険診療で対応可能
入れ歯は、保険診療で製作することができます。
見た目や、厚みなどをこだわりたい場合には、自費診療の入れ歯を選択することが可能です。
〜入れ歯のデメリット〜
・力を入れて噛めない
入れ歯で力を入れて噛むには、ある程度の限界があります。
入れ歯のツメを欠けた歯から無くなりやすい
・合わないことがある
少しずつ、粘膜や顎の骨、噛み合わせが変わることで、入れ歯も内面が歯肉に擦れて痛みを伴う場合があります。入れ歯が合わない時には、調整をしたり、形を修正をする必要があります。
・バネがかかる歯が揺れることがある
部分入れ歯の場合に、入れ歯を固定できるように、歯にバネと呼ばれる金属製のクラスプというものを引っ掛けて固定をします。そのクラスプがかかる歯に負担がかかると、歯が揺れてしまう可能性があります。
〜まとめ〜
いかがでしたか?
費用的なこと、見た目のこと、機能的なことで、それぞれの特徴が違っていたと思います。
インプラントと、入れ歯、どちらにしようかお考えの場合には、ぜひこちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
監修 大串 博
歯科医師臨床研修指導医
日本歯周病学会 専門医
日本口腔インプラント学会専門医
日本臨床歯周病学会 歯周病指導医・認定医 ・歯周インプラント指導医
日本顎咬合学会 認定医
日本アンチエイジング歯科学会認定医
日本歯科医師会認定産業歯科医
インビザラインダイヤモンドドクター
日本審美歯科学会会員
日本血液学会会員
点滴療法研究会会員 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
日本歯科医師会会員
「鬼手仏心」
歯科医になった時からの座右の銘です。
生涯常に研修・精進、メスを置くまで終わりのない道を登り続けます。