投稿日:2023年1月3日 | 最終更新日:2023年9月10日
インプラントは何歳から可能? 対象年齢について
「インプラント治療は何歳から治療を受けることが可能でしょうか?」
今回は、インプラントの対象年齢について、詳しくお伝えします。
若年層の場合に、歯がない、歯を失う理由として多いのは、
虫歯や、歯周病だけではなく、部活動でのスポーツの最中や、行き帰りの事故などの怪我で歯を失ってしまうなど、外傷が原因の場合も多いです。
その他にも、歯がない理由で、先天的に歯がない、顎の骨の中に埋まって生えて来なかった、という理由も考えられます。
歯を失ったところを補うためには、ブリッジや、入れ歯を入れる方法がありますが、
ブリッジのように、健康な歯でも両隣の歯を削る処置をしなければならないことに対して抵抗感が強い。
入れ歯は取り外しをしなければならないのと、見栄えが悪いから抵抗感が強い。
などの、さまざまな理由で、本物の歯と見分けがつかない、周りの健康な歯を削らないというメリットのあるインプラントを検討される事があります。
では、一体何歳からインプラントを入れても良いのでしょうか?
明確なルールはあるのか、調べてみました。
〜インプラントは何歳から可能?〜
顎の骨の発達、成長が落ち着いた、20歳以上が好ましい
との記載があります。
通常は女性は16歳以上、男性は18歳以上が最低ラインです。
人の成長は、それぞれの個人差はありますが、骨の成長は20歳~25歳まで続きます。
成長と共に、顎の骨も成長をするので、成長が落ち着いてからインプラントを入れた方が良いそうです。
分かりやすい例では、成長が止まっていない場合に、インプラント治療をしてしまうと、顎の骨が成長をする時に、計画をして入れたインプラントの本来の位置から、顎の骨の成長によって、インプラントや歯の位置がズレて、歯並びや噛み合わせに大きな弊害が生じる可能性があるからです。
〜インプラントの対象年齢は?〜
インプラント治療に、年齢の上限は無いと言われており、
インプラント治療に適している年代は、25歳~70歳と言われています。
ではなぜその年代が適していると言われているのでしょうか?
理由は、”多くの方が健康的に生活を送れる年代”だからです。
平均余命を考えた際に、健康的に老後を生きられたとして、お口の中にあるインプラントと、寝たきりや要介護状態になった際のインプラントのケアについて考えると、健康状態に不安のある高齢者に行うインプラント治療は、考慮する必要があるとの趣旨の記載があります。
ですが、先々の不安や、何が起こるかは、誰にも分からない事です。
「インプラント治療をする」という選択をした方は、失った歯を補うためだけではなく、
昔と同じように、美味しくご飯が食べられるように、歯応えのあるものが噛めるように、
大きなお口で思いっきり笑えるようにと、明るい未来を望んで選択をしています。
どの年齢層の方にも、インプラント治療をする際は、事前に検査が必要です。
お口の中の健康状態もそうですが、全身の健康状態や、服薬の状態に関してお伝えいただき、レントゲンやCTなどの画像診断や精密検査を行なったうえで、問題がなければインプラント治療へと進めます。
70歳を超えていたとしても、年齢制限でインプラント治療を諦めるのではなく、
インプラント治療ができる健康状態でいられた場合に、インプラントを管理する体制を歯科医院の先生と相談をすることもオススメです。
ご家族にインプラントを入れることを予め伝え、万が一ご自身でのお口のケアが難しくなった場合に、ケアをお願いできるように相談をするなど、インプラントを入れた先の未来で、どうすれば良い状態で維持ができるのか、ケアをするにはどんな方法が適しているのか、ということを前向きに考えられると良いですね。
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