投稿日:2022年12月16日 | 最終更新日:2023年9月10日
日本口腔インプラント学会専門医が解説する、インプラント治療が体に及ぼす影響について。
スマイルライン歯科・矯正歯科
「インプラント治療をしようと思っています。インプラント治療をしたことで、体に何か影響は出ますか?」
今回は、こちらの質問についてお答えしていきます。
インプラント治療が体におよぼす影響
〜良い影響〜
〜悪い影響〜
こちらの2つに分けてお伝えしていきます。
〜良い影響〜
・噛めることにより、咀嚼機能が向上する
・咀嚼機能が向上すると、唾液量が増え、消化しやすくなる
・消化しやすくなると、消化器官に負担がかからない
・噛み合わせがしっかりすることで、体のバランスがとりやすくなる
・バランスが取りやすくなることで、転倒防止につながる
・バランスが取れることで、関節の可動域も増し、運動量が上がる
・運動量が上がることで、全身の血流量が上昇する
噛めることにより、咀嚼機能が向上する
今まで、歯がなくて噛めなかった。入れ歯だったから力を入れて噛むことができなかったなど、噛むことが自由にできなかった人がインプラントを入れることにより、噛むことの楽しさをもう一度味わうことができるようになった、と言う声をよく聞きます。
②咀嚼機能が向上すると、唾液量が増え、消化しやすくなる
インプラントが入り、よく噛めることでものを細かくすりつぶして噛むことが出来、
唾液腺が刺激され、唾液が出る量が多くなります。唾液には消化を助ける作用があります。
③消化しやすくなると、消化器官に負担がかからない
咀嚼効率が上昇すると、食べ物を消化しやすくなり、胃や腸に負担がかからなくなります。
④噛み合わせがしっかりすることで、体のバランスがとりやすくなる
左右の奥歯で噛み合わせられることで、踏ん張りが効くので体のバランスがとりやすくなります。
⑤バランスが取りやすくなることで、転倒防止につながる
インプラントが入り、噛み合わせが良くなると、バランスが取りやすくなることで、転倒する回数も圧倒的に減ります。
⑥バランスが取れることで、関節の可動域も増し、運動量が上がる
噛み合わせが良くなることで全身のバランスが取れて、踏ん張りが効くことから、関節の可動域が広がり、運動する意欲が湧いて、運動量が自然と上がります。
⑦運動量が上がることで、全身の血流量が上昇する
運動量が上がることによって、全身の血流に乗って酸素が行き渡り、健康的に体を動かすことができます。
〜悪い影響〜
インプラントのケアができないとそこから感染する
感染したところから顎の骨が溶ける
インプラント周囲炎になることがある
噛み合わせが合わないと、顎や歯が痛くなる
顎関節症になる
インプラントのケアができないと、そこから感染する
インプラントは、ご自身の歯よりデリケートで感染しやすいので、汚れを溜めないように日頃のホームケアと、定期検診でのプロフェッショナルケアが必要です。
感染したところから顎の骨が溶ける
インプラント周囲炎になると、インプラントの周りの感染した顎の骨が溶けます。
インプラント周囲炎になる場合がある
インプラントのケアを怠ると、インプラントから感染し、インプラント周囲炎になります。
痛みを強く伴い、炎症、腫れが起こり、ひどい場合にはインプラントが脱落してしまいます。
噛み合わせが合わないと、顎や歯が痛くなる
噛み合わせは、高すぎても、低すぎても良くないですが、高すぎると、噛み合う歯に強く当たって痛みを伴います。低いと周りの歯の噛み合わせが変わってしまいます。
顎関節症になる
噛み合わせが合わない場合に、顎関節に負荷がかかり、顎関節症になることがあります。
インプラントは天然の歯に比べて噛み心地が違うと言われていますが、少しでも、噛み合わせに違和感がある場合には、スマイルライン歯科・矯正歯科にご相談ください。
インプラントを入れることで、少なからず体に影響を及ぼすことがわかりました。しかし熟練したインプラント専門医に治療を受けるとそのデメリットのほとんどは解消します。
物事には良い影響も、悪い影響も、どちらの局面もあるますがどのDRに治療を受けるかの影響が大きいです。と言うことを知ることで、インプラントへの理解が深まると幸いです。
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