インプラント手術

静脈内鎮静法とサイナスリフト

 インプラント専門医がいる、スマイルライン歯科・矯正歯科博多が2022年10月1日開院しました。

早速、静脈内鎮静法を併用したサイナスリフトの手術がありました。
約2時間の手術ですが、安定した鎮静状態で手術終了しました。
インプラント手術が怖い方や嘔吐反射が強い方は、寝てる間に手術が終了しますので安心です。

「静脈内鎮静法」は、完全に意識を無くさせて呼吸も止める(人工呼吸をさせる)「全身麻酔」とは違い、自分で呼吸をしたまま呼びかけにも答えられる状態を保つように薬の量を調整します
呼びかけに答えられる状態ではありますが、ほとんどの患者さんは、術中のことを覚えておりません。
「寝ぼけたときに話しかけられた事を覚えていない」ということと同じ様な状況になります。麻酔をする歯科医師には「経験値」が必要です。
当法人には口腔外科医・麻酔医がおりますので、安心してお任せください。

静脈内鎮静法

サイナスリフト術前

サイナスリフト術後

サイナスリフトとは、インプラントを埋め込むのに十分な骨の高さが上顎にない場合に、小鼻の脇にある上顎洞の底部に骨補填材を埋入して骨再生を行う方法です。骨の厚みが8mm未満の場合や、多くの骨を補わなくてはいけない場合に適応します。

サイナスリフトの手順

治療開始

インプラント同様、局所麻酔を行います。手術に対する恐怖心や緊張が強い方には、静脈内鎮静法という半分眠ったような状態となる施術を併用することもできます。

治療開始(サイナスリフト)

窓を作る

麻酔が効いてきましたら、インプラントを埋入する部分の頬側の歯肉を切開し、露出した骨に穴を開けて窓を作ります。このとき、上顎洞を覆うシュナイダー膜を傷付けないように、歯肉などの軟組織へのダメージを軽減して骨を切る電動式骨手術機器を使用します。

窓を作る(サイナスリフト)

骨補填材を充填する

顎骨とシュナイダー膜を剥離し、骨補填材を入れるスペースを作ります。できた場所に必要な分だけ骨補填材を充填し、骨に作った窓をふさいで剥離した歯肉を戻し縫合します。

骨補填材を充填する(サイナスリフト)

安静期間を経てインプラント埋入

どれくらい充填したかにもよりますが、骨補填材により骨が回復するまで約3~6ヶ月安静にしていただきます。骨が作られたことが確認できましたら、通常のインプラント治療を行います。

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