インプラント治療

インプラントの種類について

    インプラントの種類について

    「インプラント治療を受けようと思い、説明を受けました。

    そこの病院で取り扱っているインプラントの種類は、一種類だけを取り扱っているとのことでした。他にも種類があるのでしょうか?」

    今回は、インプラント治療を考えている方が、インプラントの種類が他にも気になっているというご相談です。

    インプラントの種類には、一体どんなものがあるのでしょうか?

    インプラントの現存している種類と、

    インプラントの治療方法の種類

    こちらの2つを詳しく解説し、お伝えします。

    【インプラントの現存している種類】

    ・スクリュータイプインプラント

    ・シリンダータイプインプラント

    ・バスケットタイプインプラント

    ・骨膜下インプラント

    ・ブレードタイプインプラント

    こちらの5つが現存しているインプラント治療です。

    その他にも、サファイアインプラントなど、それこそ40年から50年近く前には取り扱っている歯科医院も有りました。現在は、インプラントの素材はほとんどが、チタンです。

    それでは、インプラントの種類を1つずつ、解説します。

    ・スクリュータイプインプラント

    日本国内でも、スクリュータイプインプラントは、主流です。

    スクリュータイプインプラントは、インプラント体を顎の骨の中に回転させながら埋め込むものです。インプラント体表面に、ねじの溝が切ってあります。顎の骨に、インプラント体をガッチリと噛み込ませるための工夫です。

    顎の骨に埋め込むときに、インプラント体をゆっくりと回転させながら、埋め込みます。

    ・シリンダータイプインプラント

    スクリュータイプインプラントと比べと、ネジの溝が切られていない、ストンと真っ直ぐな表面のインプラントの形をしています。

    スクリュータイプインプラントに比べると、表面積が少ないために、顎の骨への定着が悪い場合もあると言われています。

    ・バスケットタイプインプラント

    スクリュータイプインプラントに形は似ていますが、中心がくり抜かれていて中空になっています。強度の面で心配なことが多く、最近はほとんど使用されていません。

    ・ブレードタイプインプラント

    形が特徴的で、円柱状ではなく、長方形の薄い金属を差し込むタイプで、スケート靴の刃をイメージしていただけると分かりやすいと思います。

    強度や顎の骨に定着しにくい事から、現在はほとんど使用されません。

    ・骨膜下インプラント

    顎の骨の表面に沿わせる網目状の金属フレームを顎の骨に固定するタイプのインプラントです。顎の骨の表面の型取りをして、海外に送り製作する事もあり、患者さんに負担がかかることや、顎の骨に定着しにくい、という問題から、現在はほとんど使用されません。

    このように、現在使用されているのは、スクリュータイプインプラとシリンダータイプインプラントということが分かりました。

    【インプラントの治療方法の種類】

    インプラントの治療方法には、2種類あります。

    1回法と2回法です。

    インプラントの手術の回数のことで、1回だけで終われるもの、2回に分けるものとあります。それぞれ解説します。

    〜1回法〜

    インプラントの手術を1回にする方法です。

    この方法は、1回の手術でインプラントにある程度、力をかけることが出来る場合です。

    インプラント体を顎の骨の中に入れ、その上にキャップを被せて頭を出す場合と、インプランにすでに仮歯まで入れて、柔らかいものから噛むことができる、というのが1回法の特徴です。

    顎の骨に硬さがあり、安定してインプラントを入れる条件が揃わないと難しいと言われています。

    〜2回法〜

    従来のインプラントの方法で、インプラント体を顎の骨の中に入れて、一度歯肉を縫い合わせて閉じます。その後、下顎は3ヶ月、上顎は6ヶ月ほど待機をし、顎の骨に定着すると言われる期間を待ってから、歯肉を切開して、インプラントの頭を出し、被せ物を入れられる状態のアバットメントというインプラントと被せ物を接続させるものを入れます。

    いかがでしたか?色々なインプラントの種類と、インプラントの治療方法がありました。

    こちらの記事が参考になりましたら幸いです。

    福岡市博多のインプラント専門医が解説します。

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